2022年5月25日
食べ物・飲み物お寿司やドレッシングなどさまざまな料理に使われるお酢。塩分も少なく、減塩料理で積極的に取り入れたい調味料ですね。今回はお酢について詳しくみていきます。
・お酢って何?
お酢は何からできているか知っていますか?一般的に「お酢」と呼ばれているものは、糖質を含む食材を原料とし、それをアルコール発酵させ、酢酸菌で発酵させたものです。原料が糖質を含むものであればお酢を作ることができます。
図:お酢ができるまで(米酢の場合)
・お酢は世界最古の調味料?
お酢は日本だけでなく世界中で使われ、紀元前5000年ごろのバビロニアで作られたと言われています。また日本でお酢が作られるようになったのは、4~5世紀ごろで中国から伝わりお酢文化が根付きました。稲作が主流である日本の伝統的なお酢は、米が原料の米酢です。世界中では、その風土や気温に合った農作物を原料とする伝統的なお酢がたくさんあります。
・お酢の種類と栄養価
図:お酢の栄養成分(100mlあたり)
原料 | エネルギー (kcal) | たんぱく質 (g) | カリウム (mg) | リン (mg) | 塩分 (g) | 水分 (ml) | |
穀物酢 | 小麦や酒かす | 25 | 0.1 | 4 | 2 | 0.0 | 93.3 |
米酢 | 米 | 46 | 0.2 | 16 | 15 | 0.0 | 87.9 |
黒酢 | 玄米 | 54 | 1.0 | 47 | 52 | 0.0 | 85.7 |
バルサミコ酢 | 白ぶどう果汁 | 99 | 0.5 | 140 | 22 | 0.1 | 74.2 |
りんご酢 | りんご果汁 | 26 | 0.1 | 59 | 6 | 0.0 | 92.6 |
※栄養proより算出してます。
お酢によって原材料が異なるため栄養価が多少異なります。米酢はその名のとおり、米からできています。まろやかな味わいと甘味があります。サラダや酢の物、ピクルスなど生でそのまま食べる料理には、米酢を使用するとおいしく仕上がります。バルサミコ酢はぶどう、リンゴ酢はりんごを原料としています。果物にはカリウムが多く含まれるため、お酢に含まれるカリウム値も高くなります。少量であれば使っても問題ありません。
・透析食.comからのお酢料理おすすめレシピ!
豚肉ソテーおろしポン酢ソース 【作り方はこちら】
焼いた豚肉にさっぱりとしたおろしポン酢をかけたレシピです。
【栄養成分】
エネルギー 234kcal
タンパク質 14.5g
塩分 1.1g
カリウム 358mg
リン 150mg
水分量 98.4ml
さわらの土佐漬け 【作り方はこちら】
お酢の酸味と、香味野菜でさらにさっぱりとした味になってます。
【栄養成分】
エネルギー 249kcal
タンパク質 15.1g
塩分 0.9g
カリウム 452mg
リン 177mg
水分量 93.6ml
ゴーヤとみょうがのマリネ 【作り方はこちら】
夏野菜のゴーヤとみょうがの風味がマッチしたマリネです。
【栄養成分】
エネルギー 54kcal
タンパク質 0.9g
塩分 0.6g
カリウム 157mg
リン 22mg
水分量 65.7ml
フルーツサラダ 【作り方はこちら】
果物が入ったサラダです。バルサミコ酢を使った手作りドレッシングでどうぞ♪
【栄養成分】
エネルギー 76kcal
タンパク質 0.6g
塩分 0.3g
カリウム 173mg
リン 15mg
水分量 52.9ml
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公開日:2022-06-24
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