コンビニ弁当の上手な摂り方 - 透析食.com
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2018年3月29日

中食・外食

コンビニ弁当の上手な摂り方

透析食.comコーディネーター 管理栄養士 小川 久美

本サイトでは透析患者さん向けに、リン、カリウム、塩分などの栄養成分をしっかり計算したレシピ、献立を提供しています。
しかし、患者さんの中には作ってくれる人がいない、自分で作るのが難しい、または毎食作るのは大変・・・という理由でコンビニ弁当やスーパーのお惣菜を利用されている方も多いのではないでしょうか。
コンビニ弁当は体に悪そう・・・と懸念されるかもしれませんが、お弁当の選び方、食べ方を工夫してうまくコンビニ弁当を利用することで毎食の食事の悩みも軽減されると思います。

今回はコンビニ弁当の選び方、食べ方について紹介します。



■コンビニ弁当が好ましくない理由

コンビニ弁当は工場で作られて各コンビニに運ばれます。
製造から消費者の元へと届く間に、色が悪くなったり、食感が悪くなったりしないように、様々な食品添加物が加えられています。
その中でも『リン塩酸』という食品添加物は、コンビニ弁当に限らず様々な加工食品に使われています。
リン酸塩自体にはパッケージに表示する義務がなく、「pH調整剤」や「酸味料」といった様々な添加物の中に含まれているのです。
そのため普段から加工食品を食べていると知らず知らずのうちにリンを摂りすぎてしまうことがあります。
使用をやめた企業もあるとのことですが、依然として多くの加工食品にはリン塩酸が含まれています。
これは透析患者さんに限らず、すべての人に言えることですが、できるだけ加工食品は利用しないことに越したことはありませんね。



■コンビニ弁当の栄養量(目安)


※女子栄養大学 監修「栄養Pro」から算出しています。
 おかずの中身によって成分は異なりますので目安としてください。


ほとんどのお弁当が、どの栄養素も高値となっています。
また、大部分の加工食品にはリンが食品添加物として含まれています。
同じものを自分で作ると、添加物の分だけリンの値は低くなるでしょう。


■食べ方

のり弁当

・ごはん
ごはんとのりの間に昆布の佃煮がある時は除きましょう。昆布にはカリウムが多く含まれています。

・白身フライ
カリウムもリンも多く含まれています。食べる際は半分は残しましょう。

・漬物
塩分が多く含まれています。できるだけ残しましょう。
のり弁

幕の内弁当

・揚げ物
唐揚げ、白身フライ、ちくわの天ぷらなど様々な種類の揚げ物が入っています。
メインとなるおかずを決めて他のものは半分は残しましょう。
別にソースがついている場合は、醤油はかけなくてもしっかりと味はついています。かけないようにしましょう。

・漬物、梅干し 塩分が多く含まれています。できるだけ残しましょう。
幕の内弁当

3色弁当

・たまごそぼろ
鶏そぼろよりも、たまごそぼろのほうがリンの含有量が多いです。鶏そぼろを中心に食べましょう。
3色弁当

唐揚げ弁当

・唐揚げ
1つ残すだけでもカリウム、リン、塩分を減らすことができます。タルタルソースなどがついている場合は除きましょう。
唐揚げ弁当

ロースかつ弁当

・ロースかつ
付属でソースがついている場合はかけないようにしましょう。かけなくても十分味がついています。
ロースかつ1枚は量が多いです。1切れでも残すようにしましょう。
ロースかつ弁当

■選ぶポイント

栄養成分表記で塩分量をチェック

 加工食品にはカリウム、リンが表記されていることは少ないですが、塩分(食塩相当量)は記載されています。
 塩分量の少ないお弁当を選びましょう。

お肉よりも野菜が多い方を選ぶ

 野菜が多く使われているお弁当を選ぶとカリウムが心配になると思いますが、野菜は加工の際に洗浄されます。
 水溶性のカリウムは水中に溶け出す性質があるので生野菜よりもカリウムの含有量は少ないといえます。
 一方、お肉などのタンパク質にはリンが含まれます。
 タンパク質が多いとリンも多くなるのでお肉の量が多いお弁当は避けましょう。


今回はコンビニ弁当についてご紹介しましたが、ほかにもコンビニのおでんや温めるだけの冷凍食品など、気を付けたい食品はまだまだあります。
とはいえ毎食自分で料理するのは大変ですので、今回紹介した食べ方を実践していただき、上手にコンビニ弁当を利用しましょう。


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