災害時の食事について ~いざという時に備えて~ - 透析食.com
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2021年10月19日

災害

災害時の食事について ~いざという時に備えて~

透析食.com 最所春香

つつ日本では度々大きな台風、地震、大雨など災害がおこります。緊急時に困らないよう、日頃から災害に対する備えが大切です。災害時は食べられる食品が限られてきます。今回は災害時の透析患者さんの食事の注意点についてまとめました。



◎災害時に起こると・・・

・透析が数日受けられない可能性があります。

・通常の透析時間、回数が確保できなくなる恐れががあります。

・食料の確保が困難になったり、支援物資の利用で普段と異なる食事内容になります。


◎災害時の食事のポイント

①エネルギーを確保するために、しっかり食べましょう。

エネルギー量が不足すると、体内で筋肉を分解して代わりにエネルギーを得ようとします。その際に尿毒素とカリウムが体内に溜まります。これらは通常は尿として体外に放出されます。しかし透析患者さんは尿からの排出がうまくできないため、高カリウム血症や尿毒症となり命の危機となります。必ずエネルギーをしっかり摂りましょう。おにぎりやパン、ビスケット、栄養補助食品などから摂取できます。


②塩分を控え、適正な水分摂取をしましょう。

塩分を摂取すると水分の摂取が増加し体重増加につながります。塩分の摂り過ぎに注意しましょう。避難所ではごみを出しにくい状況になることから、汁などを飲み干す方も多くいらっしゃるかと思います。

しかし、カップ麺の汁などには塩分を多く含むため「ためらわず残す」ようにしましょう。水分が体の中に溜まると心不全などの原因になります。また飲料水の摂取量は1日300ml~400ml+尿量です。飲みすぎに注意しましょう。


③たんぱく質、カリウムは少なめにしましょう。

災害時はいつものように透析ができず、高カリウム血症や尿毒症になりやすいです。避難所で支給される食品の中にはカリウムを多く含むものもあります。


④日頃から備蓄品を用意しておきましょう。

被災時にすぐに持ち出せるように日頃から備蓄品を準備しておくことが大切です。3日分程度準備しておきましょう。


◎備蓄品の選ぶポイント

★減塩である食品・・・透析患者さんは塩分摂取量は1日6g以下にしましょう。

★そのまま食べられる食品・・・避難所はライフラインが途絶えていることがあります。そのまま食べられるものを用意しておくと便利です。

★賞味期限が長いものを用意しておきましょう。


ローリングストック法】

賞味期限が近い備蓄品を日常の食事に取り入れ、食べた分だけ備蓄品をストックすることをローリングストック法といいます。食べた分をまた補充するのがポイントです。実際に食べてみることで、備蓄品の味や使用方法の確認ができます。


◎災害時のための減塩商品 災害時に使用できそうな商品をご紹介! ※PR商品ではございません。



減塩の商品やそのまま食べられる商品をご紹介しました。上記の商品はごく一部です。他にもたくさんの減塩商品や、災害時用食品があります。カップ麺や煮物類の汁は、塩分が多く含まれるため飲まないようにしましょう。水分摂取にもつながります。


◎さいごに

災害はいつ起きるかわかりません。日頃から体調を整えコントロールしておくことが大切です。災害時に困らないよう事前に準備しておきましょう。


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