冷凍野菜・加工食品の栄養成分 ~冷凍食品を上手に活用しよう~ - 透析食.com
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2021年9月7日

食べ物・飲み物

冷凍野菜・加工食品の栄養成分 ~冷凍食品を上手に活用しよう~

透析食.com 最所春香

みなさんは冷凍野菜・加工食品を普段の食事の中で利用していますか?

冷凍食材は面倒な下処理などの手間を省けて調理の時短にもなりますね。

今回は色々気になる、冷凍野菜・加工食品について詳しく見ていきます。

【冷凍野菜について】

◎ブランチング処理で鮮度を保つ!

冷凍野菜は、生野菜と比べて栄養価が落ちると思われる方も多いと思いますが、実は冷凍することで栄養価が増える野菜もあります。

生の野菜をそのまま冷凍するのではなく「ブランチング処理」という冷凍方法で冷凍保存しています。

ブランチングとは、野菜を熱湯で固めにゆで、-40℃以下で急冷するという処理方法です。

この方法で冷凍すると、野菜に含まれる酵素の働きが止まり、栄養価も味もそのままに保存できます。

冷凍野菜に使用する野菜は、旬のものを利用しているため栄養価が維持されます。



【表】100gあたりの冷凍食品と生野菜の栄養成分の比較

※女子栄養大 栄養Proから算出しています。

※Tr…微量に含まれることを意味します。


◎冷凍して減りやすい栄養素

ビタミンB群やビタミンⅭ、カリウムなどは、水に溶けやすい性質がある栄養素です。上記表よりほうれん草や里芋は、ゆで野菜よりも冷凍野菜のほうがカリウム減っていることがわかります。

◎冷凍しても減りにくい栄養素

ビタミンA・Eなどの脂溶性ビタミンは、水に溶けにくいためブランチングの影響を受けにくく栄養素が減りにくいです。例えばかぼちゃは、生と冷凍では食物繊維、カルシウム、マグネシウムの栄養成分に変化はありません。また人参は、ビタミンAのもとになるカロテンが多く含まれていますが、冷凍でも栄養素は減りにくいです。

◎冷凍野菜の活用方法

【例えば…上記表より】

多くの商品は「下茹で」をしてから冷凍しているため、生野菜よりカリウムが少ないものが多いです。ですが、製造会社によっては「蒸す」のみの加熱であったり、「下茹で」もさっと火を通す程度であることも多く、ご家庭での「茹でこぼし」より、カリウムが多く残っているものもあるのでご注意ください。


【冷凍加工食品について】

冷凍加工食品は調理の手間が省けて便利ですよね!利用する際に注意すべきことについてまとめました。

①手作りと比べて塩分量が多い

➡手作りで作るときは、自分で塩分量を調節して調理することができます。

しかし冷凍加工食品は、濃い味付けのことが多いため塩分量が多くなりがちです。

そのため透析患者さんや減塩をされている患者さんは、栄養成分を見て利用する必要があります。


②「リン酸塩」を含む商品がある

➡加工食品の中に「リン酸塩」が入っているものがあります。

これは体内でリンが非常に吸収されやすく、少量でもリン値はあがりやすいです。

リン酸塩は、肉を柔らかくするための目的で使用されます。(からあげやハンバーグなど)


③冷凍加工食品の栄養成分

冷凍加工食品の栄養素量を下記の表にまとめました。

ご自身で下記の食品を使われる際ご参考にしてみてください。


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