梅雨の時期は食中毒に注意! 食中毒を防ぐためには? - 透析食.com
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2019年6月27日

季節・イベント

梅雨の時期は食中毒に注意!
食中毒を防ぐためには?

透析食.comコーディネーター 管理栄養士 小川 久美

高温多湿な日が続く梅雨から夏場にかけては、食中毒菌にとって活動しやすい時期でもあります。
飲食店での集団食中毒や、食中毒により高齢者が亡くなるなどの悲しいニュースを度々目にします。
食中毒は誰にでも起こる可能性があります。
食中毒になるのを防ぐためにも知識を増やしましょう。
今回は食中毒の原因や食中毒を発生させないための対策を紹介します。


食中毒の種類

食中毒の原因は寄生虫・自然毒・化学物質など様々ですが、大半を占めるのは『細菌』と『ウイルス』です。
細菌は水と栄養があり、一定の条件を満たせば生きた細胞がなくても増殖するため、店頭で売られている食肉や、調理済みのお惣菜などでも食中毒が発生します。
細菌が増殖した食べ物を食べることにより、食中毒症状を起こします。

対してウイルスは自分の細胞を持たないため、水や栄養があっても単独で増殖することはできません。
人や動物などの生きた細胞に入る(感染する)ことで増殖します。
ウイルスの蓄積した食べ物を食べ、体内でウイルスが増殖し食中毒症状を起こします。

今回は梅雨や夏場に多い『細菌性の食中毒』について詳しく紹介します。

感染型

食中毒菌が増殖している食べ物を摂取して腸管内で感染し、菌が増殖して食中毒を起こします。
例)サルモネラ菌・カンピロバクター・腸炎ビブリオ

ウイルス型

食中毒菌が食べ物の中で増殖するときに毒素が発生し、その毒素を食べ物とともに摂取することで食中毒を起こします。
例)O-157・セレウス菌(下痢型)

食中毒菌を防ぐための3原則
つけない

生の肉や魚を切ったまな板・包丁などから生で食べる野菜などに菌が付着しないように、調理器具は都度きれいに洗いましょう
また、手にもいろいろな菌が付着しています。
食材を触る前、触った後、作業が終わった後など、こまめに手を洗いましょう

増やさない

細菌は10℃以下で活動が鈍くなり、-15℃以下では増殖しなくなります。
菌を増やさない為には速やかな冷蔵・冷凍保存がカギです
とはいえ、細菌がなくなる訳ではありません。
購入した食品類は早めに食べましょう

やっつける

ほとんどの細菌は加熱することで死滅します。
細菌によって死滅する温度は異なりますが、食品の中心温度が75℃以上で1分以上を目安に加熱しましょう
また、まな板・包丁・ふきんなどにも細菌が付着している可能性があります。
洗剤でよく洗い、煮沸消毒を行いましょう
塩素系漂白剤など、漂白+除菌もできる洗剤につけ置きすることも効果的です。

食中毒の原因となる細菌は様々ですが、身体に及ぼす影響は『腹痛・下痢・嘔吐』と、どれも似ています。
また、下痢が続くと脱水症状を引き起こし、深刻な症状になると命にもかかわります。
食中毒に似た症状がある場合は、必ず医療機関を受診しましょう。

肉体の疲労やストレスで体力が落ちていると、食中毒にかかりやすくなります。
日ごろから十分な睡眠・休息をとり、食中毒菌に負けない体を作りましょう。

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